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学術活動

当院における透析排水の現状

  • 日付
    2020/11/02
  • 学会・研究会
    第65回日本透析医学会学術集会
  • 発表者
    束原 遠
  • 所属
    大原

【目的】2019年4月に日本透析医学会を中心に3団体から「透析関連排水に関する勧告」が発出された。当院は下水道供用区域外であり透析排水は2種類の浄化槽を用いて処理を行った後に河川放流している。今回この処理水について経時的な水質検査を行ったので報告する。 
【方法】始業前から2クール終了まで河川放流される直前の排水を5回採取しpHおよびBOD値について7月、11月の2回測定した。 
【結果】1回目はpH8.0~8.1、BOD50~66mg/L、2回目はpH8.1~8.3、BOD72~100mg/Lで推移していた。 
【考察】pHはいずれも基準値の範囲内であったが、BOD値は想定より高値であった。同時期に保守点検を委託している業者の報告では7月がBOD8.8mg/L、11月が69mg/Lであり、採取方法、時間、季節等により変動が大きいことが考えられる。冬期はBOD値が更に上昇することが考えられるため今後も測定時期を考慮して定期的に測定を行う必要がある。

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