学術活動
透析排液熱回収装置を用いた透析システムの長期使用経験
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日付2017/06/03
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学会・研究会第62回日本透析医学会
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発表者内山裕子
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所属大原
【緒言】
第58回本会において、透析排水の熱を回収、再利用するシステムが省電力化に有効であることを報告した。システム導入後4年が経過し、長期使用における電力使用量及び熱交換器内部の劣化について検討したので報告する。
【方法】
システム導入後の施設全体の電力使用量について検討した。また、熱交換器を分解し、内部の状態を確認した。
【結果及び考察】
4年間の年間電力使用量に大きな変化は見られず、継続的な電力使用量の減少が認められた。熱交換器の内部には、目視において付着物や部材表面の変化は見られなかった。
【結語】
透析排水の熱を回収、再利用する本システムは、透析施設における省電力化に有効である。