学術活動
多人数用透析液供給方式における無酢酸透析液各組成濃度の経時変化について
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日付2016/06/09
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学会・研究会第61回 日本透析医学会
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発表者糸久あゆみ
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所属大原
緒言
多人数用透析液供給装置(CDDS)における重炭酸透析液濃度の経時変化について第59回本学会で報告した。今回、無酢酸透析液を用いた場合について検討したので報告する。
方法
CDDSと26台の監視装置を用い透析開始前及び開始後30分毎にCDDS及び端末監視装置の透析液を採取しSIEMENS社製血液ガス分析装置を用いてNa、K、Ca、HCO3、pH及びPCO2を測定した。
結果
CDDSにおいてNa、K、Ca及びHCO3の経時変化はなかった。一方pHは透析開始後低下して安定、返血後から上昇した。PCO2は透析下肢後上昇して安定、返血後から低下した。
考察
無酢酸透析液においても透析液のpH及びPCO2は基準値の範囲内ではあるが経時的に変化することが確認された。これはCDDSからの送液量の変化によっておこると考えられ適正濃度の透析液を供給するためには経時的な濃度測定が重要である。