学術活動
QRコードを用いた災害時患者透析情報提供の試み
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日付2010/06/18
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学会・研究会第55回 日本透析医学会
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発表者糸久あゆみ
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所属大原
目的
以前の緊急透析カードは、カードを作成した時点で記載された情報が過去のものとなるため、カード更新まで最新の情報を提供できないという欠点があった。今回我々はwebサーバを用い、リアルタイムに情報の閲覧が可能な災害時透析情報提供システムを試作したので報告する。
方法
透析支援システムに構築された透析条件等の情報を抽出し、その情報をwebサーバに取り込んだ。また、サーバへ容易に接続するためURLをQRコードで出力しカードに記載した。接続方法は、携帯端末でQRコードを取り込みwebサーバにアクセスした。
結果・考察
本システムでは情報にタイムラグが発生せず、常に最新の情報を閲覧可能であった。また、カードは一度発行すればその後更新する必要がなく、携帯端末での表示項目も自由に変更可能なため、利便性と柔軟性を兼ね備えたシステムといえる。
まとめ
今回の試みは、28万人を超える透析患者の災害時情報ネットワークの一助となるものと思われた。