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学術活動

有料老人ホームで過ごす超高齢透析患者の終末期への関わり

  • 日付
    2017/06/17
  • 学会・研究会
    第62回 日本透析医学会学術集会(6/17)
  • 発表者
    長原洋子
  • 所属
    石神井公園

【目的】透析患者が高齢化する中,最後の瞬間を住み慣れた自宅で迎えたいと願う患者・家族が存在する.しかし,透析治療を受けている患者は通院や介護上の問題から自宅で最期を迎えることが困難である.今回自宅環境に近い有料老人ホーム(以下ホーム)で過ごしながら,当クリニックで通院治療を受けている超高齢透析患者に対する終末期への関わりについて報告する.
【症例】認知症のある透析歴23 年90 歳の男性患者.ホームに入所したばかりで,当クリニック開院にともない本人・家族の希望で他施設より転入した.転入後4 ヶ月頃より食事摂取量低下・反応が乏しくなったため長期療養型入院施設への入院も検討した.しかし,家族の強い希望もありホームとクリニックとの連携強化を図り,現在も当クリニックに通院している.
【まとめ】地域を支えるクリニックにとって,患者や家族がどのような環境で最期を迎えたいかを十分に考慮し,その希望に添えるような関わりが重要であると考える.

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