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学術活動

透析患者におけるインフルエンザワクチン有効性の検討

  • 日付
    2018/06/29
  • 学会・研究会
    第63回 日本透析医学会学術集会(6/29)
  • 発表者
    佐藤絵美
  • 所属
    武蔵小杉

【目的】透析患者に対するインフルエンザワクチンの有効性
【対象】2007年から2011年の5年間に当院でワクチン接種したのべ580名
【方法】ワクチン接種前(0週)と接種後3週・7週の抗体価を調査.3週目に臨床的有効抗体価(>40倍)以下の患者に2回目を接種.全体での陽性率,接種回数の違いによる陽性率について検討した.
【結果】3株全ての陽性率が最も高い年は2011年で33.9%,低い年は2009年で14.6%,5年間の平均は24.9%だった. 3株全てが未達成だった割合が高い年は2009年で29.3%,低い年は2010年で3.1%,5年間の平均は15.8%だった.2回接種群において7週目の3株全てでの陽性率は平均10%に上昇した.また,3株全てが未達成だった割合が高い年は2009年で39.2%,低い年は2010年で4.7%,5年間の平均は22.1%だった.接種回数で年齢,透析歴,DM有無を比較したところ1回接種で有意に年齢が低くなっていた.
【結語】年によって差はあるものの,2回接種での陽性率は上昇がみられる.

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