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学術活動

血液透析患者における鉄補充療法の検討

  • 日付
    2016/06/12
  • 学会・研究会
    第61回 日本透析医学会学術集会(6/12)
  • 発表者
    小川千恵
  • 所属
    武蔵小杉

【目的】血液透析患者における至適鉄補充療法を検討するため、経口と静注鉄剤補充療法が貧血治療と鉄状態に与える影響を検討した。
【方法】ダルベポエチンα(DA)使用中で血清フェリチン(s-ft)<30ng/mLの維持血液透析患者を経口群(n=11)と静注群(n=10)に分け、13週間鉄補充療法を行った。経口群はクエン酸第一鉄Na100mg/日、静注群は含糖酸化鉄40mg/週を投与。2週毎と13週後に貧血・鉄関連データ、Hep25を測定した。s-ft>80ng/mLで鉄剤投与は中止。Hb≧12g/dLでDAは減量した。
【結果】s-ft上昇による鉄剤中止例は経口群で1例、静注群で4例あった。投与開始時と13週後を比較すると、両群でHb(経口群;10.5±0.4 から 11.8±0.7 g/dL 、静注群;10.1±0.4 から 11.9±0.8 g/dL ;共にp<0.01)、MCV 、s-ftは有意に上昇したが、TSATの有意差はなかった。Hep25は経口群で有意に上昇したが許容範囲内であった(22.1[20.1-50.1]; p<0.05)。
【結語】今回の鉄補充方法では、Hep25過剰来すことなく、Hbをコントロールすることが出来ると思われた。

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