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学術活動

フレゼニウス社製V型ダイアライザFX-CorDiax220Jの性能評価

  • 日付
    2016/06/10
  • 学会・研究会
    第61回 日本透析医学会学術集会(6/10)
  • 発表者
    狩野博保
  • 所属
    武蔵小杉

【目的】フレゼニウス社製V型ダイアライザFX-Cordiax 220J(以下FX)と日機装社製V型ダイアライザFDW-21(以下FDW)とで比較性能評価を行う。
【方法】維持透析患者6名にFXとFDWをクロスオーバーにて使用し評価した。評価項目はUN、Cr、UA、P、β2-MG、α1-MG、Albの除去について経時的に測定し、生体適合性の評価として白血球、血小板の推移をみた。
【結果】クリアランスではFXの 4h値でβ2-MGが有意に高かった(FX:101.6ml/minvsFDW:96.0ml/min;p<0.05)。除去率ではFXでβ2-MGが有意に高かった(FX:52.5%vsFDW:48.9%;p<0.05)。一方で、α1-MGとAlbについては有意差はないものの低い傾向を示した。
【結語】FXはFDWと比しβ2-MGで高い除去性能を持つ一方、中分子とAlb漏出を抑制している傾向が示された。

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