このページの本文へ移動

学術活動

フットケアの取り組み

  • 日付
    2014/06/13
  • 学会・研究会
    第59回日本透析医学会学術集会
  • 発表者
    中島美也子
  • 所属
    武蔵小杉

【目的】従来,専任看護師主体でフットケアに取り組んでいたが,下肢病変の早期発見と患者自身の足に対する自己管理意欲の向上を目的にフットケアチームを立ち上げたので,その成果を報告する.
【方法】当院の維持透析患者140名を対象に,アセスメントシートの見直しとABI測定によりハイリスク患者を抽出し,人工炭酸泉水浴を実施した.
【結果】下肢専門科への受診率が2012年は1.4%に対し2013年では7.1%に向上した.フットケアの時間を十分に取ることが,患者と向き合う機会となり,日頃感じていた不安や疑問を伝えてくれるようになった.また,自宅での人工炭酸泉水浴を希望する患者も増えた.
【考察】看護師による積極的なフットケアが,下肢病変に関心の薄かった患者の想いを変化させたと考える.
【まとめ】下肢病変の予防と早期発見にはアセスメント力が重要であり,患者の自己管理意欲を向上させるには,患者自身の自発的行動をサポートしていくことが重要だと考える。

他のクリニックへ