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前田記念腎研究所

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学術活動
2015年

バスキュラーアクセス穿刺部の清浄度チェック

  • 日付
    2015/06/28
  • 学会・研究会
    第60回日本透析医学会学術集会(6/28)
  • 発表者
    佐藤昭子
  • 所属
    武蔵小杉

【目的】ATP+AMPふきとり検査(ルミテスターPD-30)用具を用い、患者に手洗い(前腕を含む)の大切さとシャント感染予防に対する意識を高める。
【方法】当院の外来維持透析患者40名を対象とし、「ルミテスターPD-30」(キッコーマンバイオケミファ製)にて手洗い前後の清浄度を評価した。
【結果】手洗い前の清浄度12438±18041RLU(以下、単位省略),手洗い後6941±9866であった。本テストの基準値<3000に達していなかった為、更に洗浄の再指導を行った。指導後、手洗い後で1958±2527となった。
【考察】指導前の手洗い後では管理基準値を超えており、手洗いの再指導が必要となった。そこで、手洗い場の改善、ポスター掲示及び手洗い方法の指導を改めて行った。
【まとめ】シャント感染予防には十分な手洗いが基本である。ATP+AMPふきとり検査は簡便に使用でき、汚れを数値化することで患者の手洗い意識を高めることができた。今後は手洗いを習慣化し、継続できるよう指導していきたい。

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