このページの本文へ移動

前田記念腎研究所

menu

学術活動
2015年

透析用監視装置TR-3000MAおよびDCS-100NXの熱交換器による消費電力削減効果の検証

  • 日付
    2015/06/26
  • 学会・研究会
    第60回 日本透析医学会
  • 発表者
    鳥谷部康喜
  • 所属
    大原

目的

第57、59回本会において、透析用監視装置に、熱交換器を装着することによる節電効果を明らかとした。今回、熱交換器を標準装備しているDCS-100NX(日機装)の使用機会を得たので、現在使用中の熱交換器を装備したTR-3000MA(東レ)と消費電力を比較し、熱交換器の更なる有用性を検証した。

方法

TR-3000MA、DCS-100NX各1台を用いて、設定温度36.0℃、透析液流量500ml/min一定とし、稼働中のヒーター消費電力を測定した。

結果

同一条件における消費電力は、TR-3000MAが0.17kWh、DCS-100NXが0.25kWh であった。

考察及び結語

DCS-100NXは、熱交換器が装置内蔵され、省スペース化を図るために並列に組み込まれていた。そのため、現在使用中の熱交換器より、全体の長さが短く、消費電力に差が出たと考えられた。熱交換器の能力は、径、長さ、形状、材質等に依存すると考えられ、限られたスペースの中で、より節電効果の得られる方法を更に検討していきたい。

TOP