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前田記念腎研究所

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学術活動
2013年

改良型 RENAK PS-2.0 の評価

  • 日付
    2013/06/22
  • 学会・研究会
    第58回日本透析医学会学術集会
  • 発表者
    鴫原啓恭
  • 所属
    武蔵小杉

【目的】今回透析液側の気泡除去,残血量減少を目的に改良されたRENAK PS-2.0 (以下:改良型)の試用機会を得たので,従来型RENAK(以下:従来型)との比較検討を行った.
【対象・方法】RENAK使用の維持透析患者14名(週3回透析13名,週2回透析1名)に対し,1週間毎に従来型と改良型をクロスオーバーで用いて,プライミング時の気泡除去,返血後の残血を目視により観察し,各条件(抗凝固薬,ACT値,血流量,透析時間)を考慮し評価を行った.尚,使用機器は日機装社製DCS-26,DCS-27とした.
【結果】気泡除去評価においては改良型の方が従来型と比較し気泡除去を簡便に行うことが出来,残血量も改良型の方が約20%程度改善された.
【考察】改良型はバッフルにスリットを設けたことで気泡除去が改善され,また,残血量の減少はOリング部のデッドスペースの微小化で改善されたと考えられる.
【結語】今回評価した改良型は従来型と比較し,気泡除去・抗残血性ともに優れていると判断される.

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