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前田記念腎研究所

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学術活動
2010年

透析モジュールmmlHdを生成するアプリケーションの開発

  • 日付
    2010/04/17
  • 学会・研究会
    第37回 日本血液浄化技術学会
  • 発表者
    鈴木卓
  • 所属
    茂原

目的

MedXMLコンソーシアムの透析SGIは、2008年に診療情報交換規約MML(Medical Markup Language)での透析モジュールmmlHdを策定した。この透析モジュールが策定されたことにより、MMLに透析情報も集約することが可能になった。しかし、現状では未だ十分に活用されているとは言えない。この大きな要因は、容易に透析モジュールmmlHdが生成できないことであると考える。今回我々はwebサーバを用いて透析モジュールmmlHdの生成をするアプリケーションを開発したので報告する。

方法

言語にphp、クライアントにwebブラウザを用い、webサーバとAppサーバは外部のサーバを利用した。使用方法はフォーム項目に入力をすることでmmlHdが生成される。また、入力項目を選択することにより全てのmmlHdではなく一部の生成も可能とした。

結果及び考察

各項目にデータ入力を行い、透析モジュールmmlHd生成を確認した。本システムはwebアプリケーションであり、いつでも・何処でも・誰でも利用が可能である。透析モジュールmmlHdでは、日本透析医学会が策定したHeMX(Hemodialysis Medical Record Exchange Format)の外部参照も用意されているが、本システムを利用することで外部参照に頼らず、MMLで完結することが可能になった。

結論

本システムを用いることで、容易に透析モジュールmmlHdの生成が可能となり、MMLによる一元的な情報交換の取り扱いが期待できる。

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