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前田記念腎研究所

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学術活動
2007年

維持透析患者の穿刺部に対する止血パッドNEPTUNE PADの使用経験

  • 日付
    2007/06/15
  • 学会・研究会
    第52回 日本透析医学会
  • 発表者
    内山裕子
  • 所属
    大原

目的

アルギン酸Ca繊維止血パッドNEPTUNE PAD®(以下NEP)を使用し、その有効性について見当したので報告する。
対象及び方法 当院外来維持透析患者35名に対し、従来止血に要した60%の時間で圧迫解除とし、NEPを使用する、使用しない場合それぞれ3回行い、止血状態を確認した。

結果

従来止血に10分以上を要していた20名の群では、NEP使用にて止血不良の割合が34%から10.5%と減少し、10分未満の14名の群では、27.5%から18.2%と減少した。また、動脈表在化4名の群ではNEP使用により止血不良の割合が45.5%から18.2%と減少した。NEP使用によると思われる合併症等は認められなかった

結語

NEPTUNE PAD®の使用は維持透析患者の穿刺部の止血に対して有効であった。今後さらに止血時間の短縮が示唆される。

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